とある田舎町で。あの頃。
netflixオリジナルドラマシリーズ“ストレンジャーシングス”。
画面が圧倒的に豪華。アメリカのドラマはもともと高額なドラマ制作費だが、ネット配信が主流になってから、さらにその流れは顕著で1話分が日本の映画一本分以上の金額で作られる。
流れを作ったのはハウスオブカードあたりだと思うが、これに関してはまた別の日に書こうと思う。
“ストレンジャーシングス”冒頭から80年代SF映画の香りがプンプンする。
自転車を漕ぐ少年たちはスピルバーグのE.T.を思い起こさせる。BGMもジョンウィリアムズ的でないシンセサイザー音がビンビンに鳴っている。(スターウォーズはオーケストラという逆張りで大成功したが、本来主流だったのはこっちの電子音?いわゆるバカにされてきたスペースオペラを復活、逆にスターウォーズという大きな水脈を作った要因の一つにオーケストラがあるのかもしれません)
ダンジョンアンドドラゴンズというボードゲームが物語の謎を解く上で重要なツールになっている。海外ドラマ“ビックバンセオリー”ではおなじみのオタク.ギーク向けのファンタジーアドベンチャー。
「新しいSFをあの頃の雰囲気で作るんだ!」という意欲がバキバキに伝わってくる物語。物語は斬新なのにそれでいて安心感がある。
とりあえずイカすポスターを一度見たらもう一気見せずにはいられない。
スピルバーグが好きなら、この世界にまだ人間が知らないことがあるんじゃないかと妄想したことがある人なら確実に楽しめるはず。
そこにいるのに、声は聞こえるのに、手は届かない。
そんなことあるわけないと思ってませんか?